山域山名:南八ヶ岳: 横 岳

 

期  日:2017年7月3日()~4日(火)曇りのち雨

 

  加者:mt_kawaniはる、さちこ

 

    程:7/3野辺山駅~タクシー~登山口~杣添尾根~三叉峰~横岳~硫黄山荘泊

 

         7/4硫黄岳山荘~硫黄岳~赤岳鉱泉~美濃戸口バス~茅野駅

 

 昨年に引き続き今年もチョウノスケソウと赤岳などの写真撮りと、7月中旬に

予定されている飯豊山(会山行)のトレーニングを兼ねて日程を調整していた。2

以降一時的に梅雨前線は北上して天気が回復するとの予報を得て決行したが、

回復どころか悪化の一方で、強風にも晒され撮影は適わず、早々に下山となった。

ただし、強風雨で山歩きのトレーニングは果たせたともいえる(苦笑)

今回は初めて杣添尾根を利用することにしたが、小海線の接続がわるく野辺山駅に

1030分にしか着かない。タクシー利用で登山開始は11時と遅くなるが杣添尾根を

やりたくて実行した。登山口より、別荘地域の七曲りの林道を何度も横断して最後

に左の北沢を渡ると貯水池があって本格的な尾根登りとなる。

オオシラビソ、コメツガ主体の単調な樹林帯を黙々と登る

 

枯木帯と称する(枯れ木が多いとは思われなかったが2480mP)所をすぎると間もなくやや平

坦となり尾根を外してトラバースぎみに進み周辺が明るくダケカンバが多くなる、また傾斜が

急になってハイマツ帯に出る

 

すると、ようやく視界が開けて主峰・赤岳が見えた

 

富士山も望めたが間もなく赤岳と共に雲に消えた。そして風が強くなり寒くなった。

レインウエア等を着用する

そこからは急登を喘いで一投足で三叉峰へ着いた。4日の雨はある程度覚悟していたので今日は

なんとか天気はもってくれるだろうと期待しながら登ったが、稜線の三叉峰に出ると霧で雨こそ

なかったが強風が吹き荒れていた。

 

横岳のカニの横ばいを下りてコマクサの群生地(保護区域)辺りから更に風強く小雨混じりと

なってきた。この鞍部は何度も経験した強い風の通り道である。西風なので足元を固め突っ張る

右脚が疲れてしまつた。歩行に時間が掛かり慣れた道なのに小屋までが凄く長く感じられた。

小屋到着は175分となった。

 

風雨は夜が明けても治まらず、横岳へ戻る予定を変更し、早々に(630分出発)硫黄岳(

山頂まで風に煽られ時々耐風姿勢を強いられた)から美濃戸口へ下山、1120分のバスで茅野駅へ向かった。

 

*奥ノ院以後の写真は全く撮れず

 

 

以下に霧と強風の中で間髪を狙って撮影できた花を紹介します。

(三叉峰から横岳山頂標識までの間のみ 

この天気では赤岳や阿弥陀岳等背景に撮影できないのは致し方ない。

 

チョウノスケソウとオヤマノエンドウ

 

チョウノスケソウまだ蕾も多く見られた。霧・風にも負けず吸蜜する虫多し

 

ミヤマシオガマ未だ咲ききってない

 

イワウメ小ぶりである

 

キバナシャクナゲ

 

ウルップソウ

 

チョウノスケソウチングルマに似るが葉などで違いがわかる

 

ミヤマアマナ?八ヶ岳でもチシマアマナか

 

これは杣添尾根にて雪渓の辺に

 

記 mt_kawani