山域山名:北アルプス乗鞍岳系: 鉢盛山 (2447m)

 

期  日:2017年7月15日() 晴時々曇り

 

者:mt_kawaniさちこ、チィちゃん、他3名(自家用車利用)

 

    程:橋本駅南口5:20==朝日村役場==8:40岳沢入尾根登山口P9:00—

 

          村界尾根10:15~25—鉢盛山11:50~12:40—村界尾根分岐13:40~14:0

 

          0--岳沢入尾根登山口14:40~15:00==朝日村役場==中央道塩尻IC==

 

 

 

 鉢盛山(2447m) はあまりなじみのない山であるが、旧安曇野村、朝日村、木祖村に

またがる木曽川の源流部の山で一等三角点が設置されている。日本三百名山にも

連ねられている。

朝日村ルートで登ったが、朝日村の許可を必要とし、事前に入山許可証(含登山計画書)

とゲートの鍵を貰わねばならず、そして林道(10km/40分)を走らねばならない。

ゲートからはダート道で20km/h前後での走行となった。けれども、お陰で標高は稼げて

1740mまで達することができ、登山を容易にしてくれる。今回は知人に計画してもらっ

たので、それらの手続きは全て先方にお任せであった。(申請方法は朝日村のHP参照)

                       (*以下写真のキャプションは下段に

鉢盛山々頂:ここでは展望は殆ど望めない。三角点に方位盤と祠が四つもある。

周辺は草地でどこでも座れる。ただし、ブヨが多数乱舞して落ち着かない。

駐車場から200m程戻った登山口からいきなり急登が始まる。

熊笹を刈り払いしたジグザグの急登が村界尾根まで続く、尾根に達すると暫く

平坦になってから登り詰めると槍見尾根でそこからもう山頂は近い。村界尾根

からはオオシラビソやコメツガの原生林の中で展望箇所はない。林床のクマササ

は登山口から山頂まで全山に亘っており高山にしては希有な植生のなかに入ると

思う。(高さは1~2m位)また、登山道に岩の露出や石コロは殆どなく、針葉

落ち葉の道で脚に優しく歩き易い。

 

急登の途中の南方が開けた唯一の展望箇所から御嶽山が望まれた

 

その左手には中央アルプスが展開している

 

権現の庭:狭い湿地帯ながら、ツマトリソウにワタスゲが咲いていた、ここから10分もすれば

避難小屋へ着きあと5分で山頂である

 

山頂から北西へ150m程いくと、巨大なマイクロウェーブ反射板があり展望が開ける。

朝日村付近に来ると反射板が目印になり鉢盛山が容易に確認できる

 

まず西に乗鞍岳:右へ焼岳、穂高連峰、槍ヶ岳など続くのだが乗鞍と同じく上部に

雲が掛かっていた。しかし、山容は十分確認できた。一瞬、焼岳と穂高の間の奥に

笠ヶ岳の頂部も見えた。

堂々の一等三角点である

 

ブヨが大変多く、全員養蜂家の如きスタイルとなって耐えた。虫に弱い、さちこさん

、チィちゃんは肌を隠しくすりを塗るなど予防に余念がなかったが、顔や腕の一部に

腫れが出ていたようだ!……その後の経過は如何?

 

村界尾根の平坦部でイチヨウラン(一葉蘭)を先ずさちこさんが見つけ感激!

 

ゴゼンタチバナやユキザサに囲まれてひっそりと・・・6株ほどみつけた。

 

オサバグサ

 

村界尾根分岐の直ぐ先から延々と切れることなく道端に群生していた。シダ類に似た葉が特徴機織の筬(おさ)に似ているのが名の由来になっているという。

(*筬とは・・・? 調べて下さいお任せします)

ゴゼンタチバナもオサバさんに劣らず咲き乱れていた

 

ツマトリソウ:権現の庭や山頂に

 

マイズルソウも

 

頂上直下にモミジカラマツソウの群落あり

 

記 mt_kawani