【個人山行】 
 舟山・大川原山・入道丸・(ゴガンノ丸)
 
山域:藤野の山; 舟山・大川原山・入道丸・(ゴガンノ丸)
期日:2012年2月9日(木) 快晴
メンバー:mt_kawaniソロ
 
行程:
藤野駅バス8:00==8:20菅井下 8:25⇒尾根縦走路8:47~戻る9:10 ⇒舟山9:55~10:05 ⇒天神峠10:17~22⇒大川原山11:00~15 ⇒平野峠111:30 ⇒730mP(ゴガンノ丸?)11:35~42 ⇒平野峠11:46⇒安寺沢分岐11:54⇒入道丸?12:00~50⇒△入道丸12:30~35⇒鉄塔12:50~13:00⇒網子峠13:08⇒網子橋13:36⇒網子トンネル13:57⇒網子入口バス停14:02⇒菅井下バス停14:20⇒小舟バス停14:47⇒15:08やまなみ温泉バス停15:38==15:50藤野駅JR16:11==17:01相模原
 
 
 
 
 道路を左に進行すると菅井トンネルに向かう
舟山直下の天神峠から、更に南西に延びる平野峠への稜線上に677mピークがあり、これを大川原山と呼ぶらしいので、他の山を兼ねて歩いてみた。南側に大川原という集落があるから地元ではそう呼んでいるのであろうか。
 
 
 
 
藤野駅からやまなみ温泉で東野行きバスに乗り継いで菅井下で下車した。(藤野から東野へ直行するバスは廃止になっている)直ぐ先の菅井トンネルの手前に、東海自然歩道の道標があり右の路を登って、曲がり、右折、右折があるけれど道標に従っていけば集落の上の山路へ導かれる。ここからも東海自然歩道の道標に従って青根方面に行けば問題はない。
 
ところが、尾根の分岐に出て現在位置を誤認して北側の鉄塔の方へいってしまい引き返すヘマをやった。(実はコンパスを先ず峰山方面からの尾根の合流点に合わせていたのに忘れて、通り過ぎたのにその方向を目指してしまった)
 
雑木林の中を綱子トンネルの上を通り501mpを通過、檜の植林帯になって鞍部へ下ると右への東電巡視路標識と共に自然歩道の道標がある。一本立て、登って行くと路は前面の斜面を巻くようになる。西へ巻いて南へターンする位置から左の尾根へ取り付き、微かな踏み跡を檜林の中を辿れば舟山に着くが、自分はコンパスを見ながらおかしいな~この上が舟山かも?と思いつつ進んでいたら巻き終わってしまった。すると丁度地元の方が犬を連れて天神峠から登ってきた。聞くとやはり舟山を巻いてしまったことが分かった。そこから藪を踏みながら急斜面を直上し、手前の踏み跡と合流して少し高みを目指すと山頂へ着いた。小さい山名の木板がカエデに括りつてあった。殆ど展望もないヤブっぽい詰まらない山頂で、サカキか柘植?のような木と重なりあった檜の根元に祠があった。
 
 
 行きすぎた峰山方向の鉄塔から
 
 
 
 舟山山頂
登った斜面を引き返して登山道に戻って下ると直ぐ天神峠に着いた。狭いが舗装道路で東海自然歩道の詳しい看板があり、相模原山岳協会のヒルの対応お願い板があり、ヒル入れのペットポトルが吊り下げられていた。直ぐ右前方を見ると平野峠・厳道峠の標識があり斜面へ踏み跡がついていた。
 
 
 
 天神峠
 
 
 
 
 大川原山山頂風景
550m圏まで登ると後は北側檜植林、南雑木の歩きやすい道が続き、焼山、黍柄山、八丁坂ノ頭、袖平山、大室山を枝間から眺めつつ進むと677m点のピークに着いた。葉の落ちた今の時期だけとはいえ、前記の山々と共に小笄から熊笹ノ峰、桧洞丸も展望できて、舟山よりも標高が高く、こちらの方がより立派な山である。此処にも、大川原山と書いた小さな木板が木に括られていた。相模原市の山踏査対象とすべきであったと反省している。
 
 
閑話休題:小原氏の踏査記録によれば、山名標記の木板の記述がなく、舟山にも無かった(赤い布のみ)となっているので、踏査日のH23年11月3日以後に付けられたのであろう。犬をつれた件の地元の方は、舟山は知っていたが、大川原山は知らないといった。この方は綱子集落の住人だからであろうか?
 
 
以前河口氏からもらった資料に平野山というのがあった。平野峠の直ぐ西側のピークのようである。ここらは山梨県との境界線付近である。峠の近辺が県界でありこのピークは外れている、また山名を記した資料を他に見たことがなかったので踏査対象外としていた。ところが詳細に地形図を見てみると、丁度この730mのピークは県境上である。訪れてみると、ハッキリとした県境の杭は分からないが、確かに神奈川県水源の森の杭があった。木に巻きつけたテープには720m「ゴガンノ丸」と書いていた。平野山ではないの? 山名はともかく県境上には間違いないようである。(地形図で読むと730+mである)これも踏査対象か? でも山名はどうか?これで良いのかの判断に迷う。
 
 
疑義を持ったまま・・・帰宅して再度調べてみたら、平野山はその先の832m峰のようである。ならば、相模原市外となり踏査対象とならない。でも「ゴガンノ丸」が気になるところではある。
 
 大川原山の尾根上から
 
平野峠にも戻って入道丸へ向かった。安寺沢への道を左に分けて県界尾根上を一登りすれば入道丸山頂へ着いた。山名板がベタベタと木に括られている。ところが、三角点がない、小原さんの踏査記録は一度読んで忘れていたが、標高差が余りない双子峰であって三角点は東側のピークにある。ピークといっても比較的なだらかな場所であった。昭文社の地図等には、ここ三角点714.4mが入道丸となっている。大方の人が、三角点はあるが、標高の高い場所は別の位置であり、こちらが山頂ではないか、といわれる。だが、果たしてそうであろうか? 三角点を設置したから山名が付けられたと言えなくもない。 (例えば巻機山の山頂は最高点ではない)
 
入道丸山頂としているところ:720m+α
 
 
 
 
 入道丸三角点峰:714.4m
 
 
 
とはいえ、最も高い位置を山頂というのが自然であろうか。また、三角点は必ずしも山頂にあるわけではないのも事実である。 
 
 
 
 
 
 峰山、石老山、石砂山、今日歩いた尾根などが見える
 
などと考えながら快適な尾根歩きを楽しんでいると鉄塔台地(590m)へ着いた。東面が開け展望が素晴らしい。今日辿った尾根や大平山、峰山、石砂山、石老山、三角山、焼山等が望まれる。山座同定を楽しんで、綱子峠から綱子集落へ下って、綱子トンネルを抜けて綱子入り口バス停に出た。バスの時刻までおよそ1時間半もあったので、やまなみ温泉へ向かって車道を歩いた。(この区間は自由昇降区間なので安心して)しかし、バスが来るまでに「やまなみ温泉」バス停に着いてしまった。
 
 
 
 天神トンネルから綱子入口を見る。右に行くと綱子トンネル
持参の焼酎を少々飲みながら藤野行きのバスを待って乗り込んだ。丁度、藤野南小学校の下校の生徒達が奥牧野行き、東野行き、藤野行きに三々五々乗り込んで、見送りの先生方と共に大変賑やかであった。
 
 記:mt_kawani
【個人山行】 
 舟山・大川原山・入道丸・(ゴガンノ丸)
 
山域:藤野の山; 舟山・大川原山・入道丸・(ゴガンノ丸)
期日:2012年2月9日(木) 快晴
メンバー:mt_kawaniソロ
 
行程:
藤野駅バス8:00==8:20菅井下 8:25⇒尾根縦走路8:47~戻る9:10 ⇒舟山9:55~10:05 ⇒天神峠10:17~22⇒大川原山11:00~15 ⇒平野峠111:30 ⇒730mP(ゴガンノ丸?)11:35~42 ⇒平野峠11:46⇒安寺沢分岐11:54⇒入道丸?12:00~50⇒△入道丸12:30~35⇒鉄塔12:50~13:00⇒網子峠13:08⇒網子橋13:36⇒網子トンネル13:57⇒網子入口バス停14:02⇒菅井下バス停14:20⇒小舟バス停14:47⇒15:08やまなみ温泉バス停15:38==15:50藤野駅JR16:11==17:01相模原
 
 
 
 
 道路を左に進行すると菅井トンネルに向かう
舟山直下の天神峠から、更に南西に延びる平野峠への稜線上に677mピークがあり、これを大川原山と呼ぶらしいので、他の山を兼ねて歩いてみた。南側に大川原という集落があるから地元ではそう呼んでいるのであろうか。
 
 
 
 
藤野駅からやまなみ温泉で東野行きバスに乗り継いで菅井下で下車した。(藤野から東野へ直行するバスは廃止になっている)直ぐ先の菅井トンネルの手前に、東海自然歩道の道標があり右の路を登って、曲がり、右折、右折があるけれど道標に従っていけば集落の上の山路へ導かれる。ここからも東海自然歩道の道標に従って青根方面に行けば問題はない。
 
ところが、尾根の分岐に出て現在位置を誤認して北側の鉄塔の方へいってしまい引き返すヘマをやった。(実はコンパスを先ず峰山方面からの尾根の合流点に合わせていたのに忘れて、通り過ぎたのにその方向を目指してしまった)
 
雑木林の中を綱子トンネルの上を通り501mpを通過、檜の植林帯になって鞍部へ下ると右への東電巡視路標識と共に自然歩道の道標がある。一本立て、登って行くと路は前面の斜面を巻くようになる。西へ巻いて南へターンする位置から左の尾根へ取り付き、微かな踏み跡を檜林の中を辿れば舟山に着くが、自分はコンパスを見ながらおかしいな~この上が舟山かも?と思いつつ進んでいたら巻き終わってしまった。すると丁度地元の方が犬を連れて天神峠から登ってきた。聞くとやはり舟山を巻いてしまったことが分かった。そこから藪を踏みながら急斜面を直上し、手前の踏み跡と合流して少し高みを目指すと山頂へ着いた。小さい山名の木板がカエデに括りつてあった。殆ど展望もないヤブっぽい詰まらない山頂で、サカキか柘植?のような木と重なりあった檜の根元に祠があった。
 
 
 行きすぎた峰山方向の鉄塔から
 
 
 
 舟山山頂
登った斜面を引き返して登山道に戻って下ると直ぐ天神峠に着いた。狭いが舗装道路で東海自然歩道の詳しい看板があり、相模原山岳協会のヒルの対応お願い板があり、ヒル入れのペットポトルが吊り下げられていた。直ぐ右前方を見ると平野峠・厳道峠の標識があり斜面へ踏み跡がついていた。
 
 
 
 天神峠
 
 
 
 
 大川原山山頂風景
550m圏まで登ると後は北側檜植林、南雑木の歩きやすい道が続き、焼山、黍柄山、八丁坂ノ頭、袖平山、大室山を枝間から眺めつつ進むと677m点のピークに着いた。葉の落ちた今の時期だけとはいえ、前記の山々と共に小笄から熊笹ノ峰、桧洞丸も展望できて、舟山よりも標高が高く、こちらの方がより立派な山である。此処にも、大川原山と書いた小さな木板が木に括られていた。相模原市の山踏査対象とすべきであったと反省している。
 
 
閑話休題:小原氏の踏査記録によれば、山名標記の木板の記述がなく、舟山にも無かった(赤い布のみ)となっているので、踏査日のH23年11月3日以後に付けられたのであろう。犬をつれた件の地元の方は、舟山は知っていたが、大川原山は知らないといった。この方は綱子集落の住人だからであろうか?
 
 
以前河口氏からもらった資料に平野山というのがあった。平野峠の直ぐ西側のピークのようである。ここらは山梨県との境界線付近である。峠の近辺が県界でありこのピークは外れている、また山名を記した資料を他に見たことがなかったので踏査対象外としていた。ところが詳細に地形図を見てみると、丁度この730mのピークは県境上である。訪れてみると、ハッキリとした県境の杭は分からないが、確かに神奈川県水源の森の杭があった。木に巻きつけたテープには720m「ゴガンノ丸」と書いていた。平野山ではないの? 山名はともかく県境上には間違いないようである。(地形図で読むと730+mである)これも踏査対象か? でも山名はどうか?これで良いのかの判断に迷う。
 
 
疑義を持ったまま・・・帰宅して再度調べてみたら、平野山はその先の832m峰のようである。ならば、相模原市外となり踏査対象とならない。でも「ゴガンノ丸」が気になるところではある。
 
 大川原山の尾根上から
 
平野峠にも戻って入道丸へ向かった。安寺沢への道を左に分けて県界尾根上を一登りすれば入道丸山頂へ着いた。山名板がベタベタと木に括られている。ところが、三角点がない、小原さんの踏査記録は一度読んで忘れていたが、標高差が余りない双子峰であって三角点は東側のピークにある。ピークといっても比較的なだらかな場所であった。昭文社の地図等には、ここ三角点714.4mが入道丸となっている。大方の人が、三角点はあるが、標高の高い場所は別の位置であり、こちらが山頂ではないか、といわれる。だが、果たしてそうであろうか? 三角点を設置したから山名が付けられたと言えなくもない。 (例えば巻機山の山頂は最高点ではない)
 
入道丸山頂としているところ:720m+α
 
 
 
 
 入道丸三角点峰:714.4m
 
 
 
とはいえ、最も高い位置を山頂というのが自然であろうか。また、三角点は必ずしも山頂にあるわけではないのも事実である。 
 
 
 
 
 
 峰山、石老山、石砂山、今日歩いた尾根などが見える
 
などと考えながら快適な尾根歩きを楽しんでいると鉄塔台地(590m)へ着いた。東面が開け展望が素晴らしい。今日辿った尾根や大平山、峰山、石砂山、石老山、三角山、焼山等が望まれる。山座同定を楽しんで、綱子峠から綱子集落へ下って、綱子トンネルを抜けて綱子入り口バス停に出た。バスの時刻までおよそ1時間半もあったので、やまなみ温泉へ向かって車道を歩いた。(この区間は自由昇降区間なので安心して)しかし、バスが来るまでに「やまなみ温泉」バス停に着いてしまった。
 
 
 
 天神トンネルから綱子入口を見る。右に行くと綱子トンネル
持参の焼酎を少々飲みながら藤野行きのバスを待って乗り込んだ。丁度、藤野南小学校の下校の生徒達が奥牧野行き、東野行き、藤野行きに三々五々乗り込んで、見送りの先生方と共に大変賑やかであった。
 
 記:mt_kawani