山名:和名倉山2036m(奥秩父)
   
山行形態:テント泊定着登山 個人山行
期日:2011年10月29日(土)~30日(日)
参加者:マックン(L、HP)mt-kawaniさん(炊飯)、チーちゃん(食当)
交通手段:自家用車
行動:
10/29 相模原――之瀬高原しゃくなげ荘駐車――将監小屋テン場(泊) 
10/30 将監小屋-東仙波-和名倉山-東仙波-将監小屋-相模原
   
   
紅葉の期間は短いのでピンポイントで鑑賞しようと思うと計画立案が大変です。今回の計画は1泊なので遠出は出来ないけれど、「楽しめそうな穴場」を狙って奥秩父の「和名倉山」にターゲットを定めました。もう終わりかなという時期ですが、本当の目的(?)は宴会ですから、天気さえ良ければ後は注文付けませんよ。チーちゃんも参加するのでメンバー全員に「飲み過ぎ注意報」が発令されましたが、やはり・・・・・。でも翌日はコースタイム以内で和名倉山を往復しましたよ。 
   
 和名倉山   和名倉山遠望
   
   
10月29日(土)晴れ
相模原8:00-一之瀬高原11:00-将監小屋テン場13:15-夕飯/宴会-20:00就寝
   
本日の目的地は将監小屋ですから急いで出発する必要はありません。相模原を出発し、奥多摩経由一之瀬の民宿「しゃくなげ荘」の駐車場に到着しました。今度泊まっても良いなと思いますが今日は駐車だけでご勘弁。13:00に小屋に到着しました。テント設営後、コースの下見に出かけ(本当は宴会に備えて腹ごなし)15:20にテントに戻り夕食の準備に取り掛かります。メニューはレトルトの中華丼。ご飯は白米から炊きます。(mtさんこの頃「炊飯」に凝ってます)チーちゃんはサイドメニューとして具沢山の春雨サラダを作ってくれました。他に小屋から「鹿のしぐれ煮」の差し入れもあって、お腹いっぱいになり中華丼はパスしました。ドリンクも、もう充分です。
   
   
10月30日(日)曇り
起床4:50-テン場発6:15-8:00東仙波8:15-二瀬分岐9:25-9:50和名倉山10:20-東仙波12:05-山の神土13:00-13:20小屋、テント撤収14:00-駐車場15:40-相模原18:40帰着
   
   
コースは往復で7時間程度、標高差は300mしかありませんが距離はたっぷり。天気は曇りですが、テント撤収時までは雨の心配は少ないようです。行動食と水と雨具それにツエルト等緊急対応グッズをサブザックに入れ替えて6:15に出発しました。 
   
   
   
   
  将監小屋テント場   朝の富士山
   
小屋(1735m)から山の神土の分岐(1872m)まで25分で150m近く登るのでコース総距離の90%は高低差100mちょっとしかありません。東仙波までは膝丈位の笹原を北東方向進みます。ここは南面が大きく開けているので正面に大菩薩嶺。右(西)に富士山、左(東)に小金沢連嶺が見えます。東仙波からは進路は北に変わります。ここからの下りが40mくらいあるので帰路は息が上がります。途中露岩もありますが、基本樹林帯を進みます。石楠花も繁っているので5~6月は花の見頃かも知れません。
   
   
 東仙波から唐松尾山  中央奥「雲取山」
   
   
由来の有りそうな名前のついた場所を何箇所(焼小屋の頭、吹上ノ頭、八百平)か通過しますが、標識らしきものは見当たりません。高低差も少ないので目印になるような目立ったピークも有りませんし、展望も利かない。地図と地形図とコンパスで方位を確認してそれと分かる程度です。ここら辺は読図能力が必要な場所ですね。mt-kawaniさん持参の昭文社地図は1992年発行なのでこの山を「秘峰」扱いで紹介しており、チーちゃん持参の新版とはコースタイムが大きく異なります(東仙波と和名倉山間を3
時間と2時間。片道1時間の差!)。こうなると経過時間で自分の位置を推定するのも困難ですね。とか難しそうに書いていますが、道迷いするようなところは有りません。
   
   
  二瀬分岐 吹上ノ頭? 
   
   
 秩父側につながる川又分岐(この経路を使う人がいるのかな?)二瀬分岐(こっちは8名下りて行きました)を過ぎて和名倉山に到着しますが、ご存知のように全く展望がありません。証拠写真を撮って引き上げました。ここには「仁田小屋」と書かれた新しい標識が掛かっていますが地図にはその存在が示されていません(ネット検索すればコースの紹介が出ているので記述は省略します)帰路は同じ道を引き返します。東仙波まで戻ったところで「ミゾレ」になりましたがほんの一時でした。小屋に戻ってテントを撤収し、一之瀬の駐車場まで下山。相模原に向けて出発しました。あ~楽しかった。
   
   
 
 うるさい山頂標識 
   
   
   
   
   報告:マックン