畔ヶ丸~鳥ノ胸山
実施日: 2010年2月18~19日
参加者: 金子・江美・曽根
行 程: 【1日目】
 淵野辺6:45~(車移動)~道志の森キャンプ場9:00-
 城ヶ尾峠10:30-大界木山11:20-畦ヶ丸避難小屋13;00(泊)
【2日目】
 畦ヶ丸避難小屋7:10-畦ヶ丸-7:20-避難小屋7:30-
 大界木山9:40-平指山10:15-雑木の頭10:30-
 鳥胸山11:10-~道志の森キャンプ場12:30
なかなか会山行に参加出来ないでいた平日休みの私の為に「一緒に山行きませんか~?」とエミちゃんからの嬉しいお誘いをいただきまして、金子さん・エミちゃんとご一緒させて頂きました (^0^)/
金子さんとは初顔合わせです。エミちゃんとは昨年鍋割山にご一緒させて頂きました。お二人とも優しく親切で、とても丁寧にいろいろなことをご指導して下さいました。
今回の山行は山経験の少ない私にとって、初めてのことが多く、それだけにとても良い経験を沢山させて頂くことが出来た実りある2日間でした。
金子さん、エミちゃん、ヘタレな私にお付き合い下さいましてありがとうございました。大変お世話になりました。

出発当日までにエミちゃんから荷物や装備などの細かいアドバイスを頂き、準備万端整えて、やる気も満々で18日朝を迎えました。
が・・・朝から雪・雪・雪~ (>_<)
電車は動いていたのでイザ集合場所の淵野辺駅へ…
ちょっぴりハプニングはありましたが、金子さんとエミちゃんに合流して金子さんのお車で移動しました。車窓から見える景色はドンドン白さを増していきます。そして私の不安もドンドン増していきます。丹沢方面の山々も当然雪積もってますよね~はあ~大丈夫かな私。雪山経験ゼロ。冬靴も雪対応の装備も服も持っていない私。でもどこかワクワクしてるんです~o(^-^)o♪

車は道志の森キャンプ場の奥の行ける所まで雪道を進んでいきました。
鎖の張っている所まで進んだところで駐車して、それぞれ準備をはじめます。
エミちゃんから「軽アイゼン持って来てね!」と言われていたので持参したのですが…私のは小さすぎでした。「これではダメ!危険です」と金子さんの立派な軽アイゼンを貸して頂きました。
金子さんは30年愛用し続けているという紐でグルグル巻くタイプの軽アイゼンを履かれました。
私の今回の山行での初体験 その①『6本刃の立派な軽アイゼン装着。』
  博物館入り金子さんのアイゼン
9:00各自準備を整え、重いザックを背負って、まずは畦ヶ丸を目指して歩き始めます。
エミちゃん・私・金子さんの順番で一面真っ白けっけっけ~の西丹沢を登って行きました。当然、だ~れも歩いていないのでエミちゃんの足跡が可愛く残ります。エミちゃんはとても楽しそうです。
後姿がウキウキしています。きっと前にまわって顔を覗き込んだら、ニタ~ッっとしていたことでしょう~♪
お二人はつい最近「菰釣山」に登られたばかりで「雪景色の西丹沢っていつもと違うね~」と話されていました。雪の重みで木々の枝が行く道を遮り、まっすぐ歩けず枝をよけて歩いたり、枝にぶつかって上からドッサリ雪が落っこちて来て「冷たい!!」なんてこともあったり、ところどころで動物さんの小さな足跡も雪に印されていたり、突然獣の臭いが鼻とついたり、自然の中に入り込んでいることを実感するのでした。
 私の今回の山行での初体験 その②『雪山歩行』
  エミちゃんの超可愛い足跡?
1:00畦ヶ丸の避難小屋に到着。
実は今回の山行は、当初の予定は畦ヶ丸を経由して加入道山までの行き、避難小屋で泊まる約8時間歩行の行程でした。ですが雪の影響とヘタレな私の影響で思うように歩行距離を延ばせず、安全を考慮して畦ヶ丸までとなったのです。

畦ヶ丸の避難小屋で夜を明かすことに決まり(貸切です)。各々荷物を解き昼食の準備を始めるのですが…寒い。小屋の真ん中に暖炉があるのですが、薪がない!!!すると金子さんがホワイトガソリンのバーナーでお湯を沸かして下さいました。おおおお~なんと暖かい♪3人の濡れた洋服からモヤモヤと湯気が上がり始めました(^O^)   小屋の中では寝るまでの時間をバーナーの使い方やツエルトの使い方やテントの張り方や救急道具の事や食事担当の準備や作り方や暖かく寝る方法などをご指導いただいたり、お二人の山行の体験談などをお聞かせいただいたり楽しく有意義な時間を過ごす事ができました。
16:45陽が暮れ始めると小屋の中も暗くなり始めました。
するとエミちゃんが持参した、小川さんお手製の高級ラン
プが小屋の中を明るく照らしてくれました。そしていよい
よ夕飯の時間です!メニューは豚しゃぶ+うどん。めちゃ
めちゃ美味しかったです~d(^o^) 身体も心もほっこり温
まりました。金子さん・エミちゃんありがとう♪♪
夕食の後は就寝です。お二人は床の上に寝袋で私は金子の簡易テントの中が寝床となりました。朝までぐっすりと快適に眠ることが出来ました♪
私の今回の山行での初体験 その③『避難小屋泊&テント泊』
  温かいローソクの光
さて2日目です!朝は5時に起床。朝陽も眩しく窓から見える雪景色はキラキラと輝いています。寝床を片付け、朝食にはエミちゃんが歩荷してきてくれたパックご飯にレトルトのカレーを乗せてカレーライスを頂きました。重い荷物と雪歩きは相当な体力を要しますので、私には丁度良いボリュームの朝食で身体も心もぽっかぽかとなりました!エミちゃんも下山は少しは楽になったかな?朝食後はバタバタと片付け&荷物詰めで出発の準備をして、空身で畦ヶ丸山頂に向かいました。避難小屋からは100m程ですぐに到着です!朝の雪山はピーンと張り詰めた冷たい空気が漂い、清々しさでいっぱいです。山頂からの眺望が良かったらもっと良かったな~。一旦避難小屋に戻り、一晩お世話になった避難小屋に挨拶をした後、荷物を担いで出発です!
来た道を大界木山まで戻り、そこから平指山を目指しました。そこでなんと人の足跡発見、朝一番で登ったのかな?迷いそうになりながら足跡を辿って行くと浦安峠にたどり着きました。その少し手前の尾根からは昨日行く予定だった加入道山と大室山が見えました。堂々と立派な丹沢の山々です!いずれ、そのうちに行きたな♪っと心のなかでそっと願うのでした。
新緑の時期にまた歩こうね! 心から癒してくれる「ブナ」
浦安峠~雑木ノ頭までは結構な急登りで息があがりました。急遽、雑木ノ頭で荷物を置いて鳥の胸山の行く事となりました。鳥の胸は「とんのむね」と読むようです。30分程の急登を歩き、やった~到着!っと思ったら…鳥の胸山は2つのピークがあり、こちらは南峰でした。そこから一旦下ってから再度登って山頂に到着です!1207mの鳥の胸山は山梨百名山のひとつに数えられ、山頂からは眺望も良く気持ちの良い所でした(^0^)/
この山で見つけたたくさんの足跡
ここからは来た道を戻り、車に戻ったのが12:30。今回の山行は無事に終了いたしました。雪山の対応の登山靴ではなかったのですが、2日間水濡れする事も指先が冷たくなる事もなく、無事に履き通すことが出来た事も驚きでした。
車に乗り込み帰路に向かう途中で道の駅に立ち寄り、道志名物?の「クレソンうどん」を食べながらちょっぴり反省会をした後、淵野辺駅へ向かったのでした・・・。  初体験も多くドキドキの山行でしたが、金子さんエミちゃんお二人が居て下さったお陰で、とっても楽しい雪の西丹沢を堪能することが出来ました。全てに感謝です!
仲良し腕時計★