-会山行-
甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)
期 日: 2009年6月20日(土)~ 6月21日(土)
参加者: 松本(CL、食、写)、井山(SL)、坂本(記録)、小林(会計)、森田ミ、野澤(HP)
行 程: 第1日目
 相模原(4:00)=中央道長坂IC=尾白川渓谷駐車場(6:25)~十ニ曲り~笹平(8:40)
 ~刃利天狗(11:15)~5合目小屋(12:30)~七丈第二小屋(14:00)(幕)          
                          
第2日目
 幕場(AM4:50)~八合目御来迎場(5:40)~甲斐駒ヶ岳(7:00)~八合目 御来迎場
 ~七丈第二小屋(8:40)~刃利天狗(11:00)~笹平(12:30)~十二曲り~駐車場(14:00)
概 要:
 20日の朝4時に相模原を出発し、一路八王子インターへ向かう。高速道路代が1000円なので、何しろ早く高速に乗ろうという作戦である。我々6名を載せた井山号は、作戦通り6:00に登山口である尾白川駐車場に到着。一同登山準備をして6:25クライムオン。尾白川のつり橋を渡って樹林帯の登山道を登り始める。梅雨の時期もあるが、じめじめとして風もなく、ただただ樹林帯を進む。8:40笹の平分岐点を通過する。変化に乏しい登山道であるが、時折見られる真っ白なギョリンソウ(?)が綺麗である。うっかりすると踏み潰しそうである。注意深く進む。歩き始めて3時間ぐらい経過した10:00ごろになると、天気もはれてきた。眼下に広がる雲海。左手にはオベリスクをいただく鳳凰三山がその雄姿を見せてくれいる。この山行で唯一の絶景を見ることができた一瞬であった。その後、また樹林帯の中にはいると、結構きつい直登が続く。でも、イワカガミの可憐な赤い花が我々を和ませる。少し早いが11:15刀利天狗で昼食を摂る。11:45再び、本日の幕営地である7合目小屋を目指して登り始める。12:30五合目小屋跡に到着。一本入れて、ここからが本日のメインイベントのクサリ場、梯子の連続。急登も重なって結構スリルがある。14:007合目小屋に到着。後はお楽しみの宴会と夕食。松本さんの腕を振るった豪華絢爛のサラダとヒツマブシに全員が大満足であった。ちなみに詳しいメニューは、鰻のひつまぶし、パスタと生野菜サラダ、ソーセージ、味付卵、味噌汁、漬物であった。で、満足のうちに7:30に就寝。

 翌朝は、雨。かなりきつい雨音がする。4:00に起床。少々様子を見るが、4:50甲斐駒ケ岳の頂上を目指してクライムオン。約1時間登って、御来光場に到着。ここは鳥居が倒れていて悲惨であるが、さすがに信仰の山を思わせる光景であった。で、山頂を目指して登る。これからが急峻な岩場である。クサリ場の連続。約一時間悪戦苦闘を重ねて、7:00に山頂に到着。ただ、さすがに風雨が強く視界ゼロ。7:15に下山開始。8:40幕場着。ここで、テントの撤収。雨の中だが20分で撤収完了。9:00大雨の中本格的(?)な下山開始。ひたすら下山する。ただ、雨は強まるばかりで、クサリ場や梯子を慎重に降りる。更には、山道は水溜りができ、更にはぐちゃぐちゃで滑りやすい。滑りやすい山道を慎重に降りていくが、ぬれたテントがずっしりと重い。負担が両太ももにかかり結構きつい。でも、こまめに休憩を取りつつ、14:00には全員無事に尾白川の駐車場に到着。で、温泉に入って、帰宅の途に。で、7:00から反省会を行い。一同解散となった。

 以上の経過であるが、黒戸尾根は相当に長く、五合目以降はクサリ場や梯子が多く、楽しめるがそこまでのアプローチが無用に長い。信仰の山ということで登山者には配慮がないのかもしれない。でも、皇太子様が登られたということで、相当に整備はされているので、危険はないのはよいことである。まあ、一度登ればいいかなと思うところ。オーソドックスに北沢峠から甲斐駒、千丈のピストンのほうが、山歩きとしてはいいのではと思う面もある。ただ、訓練としての側面で考えれば、夏合宿に向かっての体力づくりとしては格好の機会であったと思う。
記:野澤
駐車場を元気に出発するメンバー 葉っぱの陰でごめんなさい(ギンリョウソウ)
最初の鎖場、刃渡り 屏風岩の二段の梯子
梯子の後は鎖、梯子、・ ・ ・と続くのです。 皆さんで夕飯の準備(宴会)
悪天候のなか山頂目指して出発。 少し余裕の笑顔
ひたすら登り続けるメンバー 山頂だぜ~。 なんとも美しい笑顔です