「丹沢・新茅ノ沢」

○山行期日… 09年7月11日(土)、日帰り
○目  的… 野澤さん沢デビュー
○メンバー… 鈴木(L)・野澤・工藤
○記  録… 工藤 *写真が無くてごめんなさい。
○行  程… 海老名駅7:00~新茅山荘8:25~大棚(12m)9:20~烏尾山1136m11:00=11:50~木ノ又大日12:55~塔の岳13:35~金冷シ~天神尾根分岐~戸沢山荘14:40~新茅山荘15:15~海老名駅16:40
 沢入門コース、初級を鈴木さんが野澤さんの為に組んで下さいました。新茅山荘から林道を10分程歩きますと新茅橋があり看板もあります。たもとからおりて入渓します。最初だけ薄暗いゴルジュ帯ですがその後は日の入る明るい沢です。
野澤さん、バッチリとスタイルを決めてきます!事前に鈴木さんからの丁寧なアドバイスがあったようです。私は昨年の8月に沢デビューした際の事を思い出しながら一緒に歩きます。
 早速F1(7m)が現れます。「無理しないで下さいね。ロープは直ぐに出しますから。」と何度も鈴木さんは声を掛けて下さいます。ここはロープなしで垂直な壁にある豊富なホールドやスタンスをひとつひとつ確認しながらアタックします。「くどうちゃんを見ていたら行けそう、と思ったよ。」と余裕の笑顔、野澤さん!!
 続いてF2(7m)、こちらは念の為、ロープを出して貰い水しぶきを浴びながら注意しながら左側を登ります。次に現れるのは今回の沢の中で一番大きな大棚12mと次々と続きます。ここは鈴木さんのアドバイス通り左から高巻します。新茅ノ沢には全ての滝に巻道があるそうです。そして一本を取ります。「毎週鈴木さんが沢に行く気持ちが分るよぉ。」と ここでも笑顔の野澤さんです。空には青空が見えます。沢日和となりガンガン行きます。小さい滝を幾つか超えます。カエルも現れます。
中盤に入って8mの滝、こちらもホールドやスタンスが豊富にあり一見登れそうに見えますが緑色の苔がヌルヌルと滑ります。途中まで野澤さんがアタックしますが危ないので一旦下りるようにと鈴木さんが声を掛けます。練習してみようと私たちはロープを付けて慎重に確認しながら登ります。下山後、ここが一番難しかったと野澤さん。そして少し進むと突如として水が消えます。暫く汗を掻きながら進みます。二股で2回目の1本です。地図と標高を再確認してゴールは近いことを確認するリーダーの鈴木さんです。
 終盤、3段の滝も難なくクリアしていきます。初めてとは思えない野澤さんは「もう終わりなの?」と物足りないようです。約8mのチョックストーンが現れます。オーバーハング気味になっていますがあっという間に鈴木さんは中央からクリアします。凄いです!!
 「時間はたっぷりあるから練習してみたら!?」と鈴木さんにロープとアドバイスを貰いながら(小さい私は)身体全身を使ってトライします。野澤さんも無事にクリアして爽快"です。ここからはもろい岩に注意しながら明瞭な右側の烏尾尾根に出ます。3人熱い握手を交わしながら喜び頂上です。「いや~、面白かったね~!!鈴木さんのお陰です!」と。ここで昼食を取ります。この後は、このまま下山では勿体ないと体力づくりです。「気合だ!気合だ!気合だぁ~!」と塔ノ岳を目指すことになります。沢を歩く時とは雰囲気は一変して冗談が行き交いホントに笑いが絶えません。階段状の登りが続き後ろを歩く鈴木さんが時折豹変します(笑) 
 登山道は昨年暮れに登った頃から比べて一層に整備されていました。
 野澤さんのリーダーシップで気合を注入した私たちは塔ノ岳までを約1時間半、塔ノ岳から天神尾根・戸沢を約1時間5分と快調にとばします。
 予想以上に充実した休日となりました。沢またいきましょうね!今日はとても楽しかったです。鈴木さん、野澤さん、どうもありがとうございました。