― 個人山行 ―

御 前 山 (奥多摩)
    
期  日 :2008年2月21日(木) 快晴   
メンバー:川野、金子
 17日の会山行に参加できなくてムズムズしていたら、金子さんからOKが出たので急遽出かけた。御前山は本当に 久々である。カタクリ自生の山で知られているので、平成5年から4年続けてまた11年にもカタクリ観賞で登った。そ の後、登山道にロープが張られてから写真が撮れないので止めた。
今回はバリルートとしてシダクラ尾根を登ることにした。奥多摩駅から奥多摩湖方面のバスに乗り、境橋の二つ先の 惣岳で下車し、奥多摩むかし道(★旧青梅街道:荷馬車、大八車、人力車が通った道であり、昔を偲ぶこの街道を現 在に蘇らそうという動きが地元で起こり、平成元年、小河内ダム近くの水根から奥多摩駅近くの氷川までの旧青梅街 道が「奥多摩むかし道」として蘇った)に下りた。
 すぐ不動明王尊あり、立派な公衆トイレがある。「がんどうの馬頭観音」、縁 むすび地蔵があってシダクラ橋(吊り橋)で多摩川を渡る。祠の脇からシダク ラ沢に降りて右岸に移り、鉄塔の見える尾根に取り付く。鉄塔を過ぎると積雪 の斜面となってくる。潅木や枝打ちや間伐材が放置されており歩き難い。僅 か踏み跡はあるが右往左往している。構わず直登して日当たりの良い810 m点に出た。少し平らな道から急登の雪道となっていく。雪も20~30cmと 深くなって、潜った底面が滑るので潅木やナラの木に掴まったり、逆に滑らな いブッシュの上を歩くなど、総夫さんと互いにコース取りをしながら登る。しか し、ルートは尾根を外さないように露岩も乗り越えて直登していった。最後「ア セビの広場」に出て栃寄からの登山道(体験の森)と合流する。
 この辺りは尾根を巻きながら、勾配も緩く木もれ日が雪面に 陰を落とし気持ちのよいところで直ぐ惣岳山へ着いた。御前山 山頂では4人のハイカーに出会った。丹沢山塊や富士山は逆 光ぎみでヘイズが掛かっていたが、雲取山方面の展望は良か った。鳥も囀る、春を思わせる穏やかな山を楽しんで湯久保尾 根を一気に下山した。五日市でのビールもまた格別であった。
惣岳山
       金子さんのコンロ(S47年購入)